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桑の実の資料集めました
グァバ葉ポリフェノールも解説
ビタミンB2の仲間“葉酸”補いましょう
 
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濃縮還元ではない本物果汁  
健康効果が期待されます 
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マルベリーって?
 
熱帯から温帯に分布するクワ科クワ属の落葉高木を総称して『桑』と呼び、その品種数は100以上に達しています。日本人に馴染みがあるヤマグワ・カラヤマグワ・ログワの3種類は、お蚕さんの飼料として古くから栽培されています。雌雄異株で春に淡黄色の花が咲き、初夏には赤い実をつけて黒紫色に熟します。 日本では切っても切っても、又・又・又・木になるということで桑となったように葉が注目されているのに対し、英語のマルベリー(mulberry)は果実に対してつけられたものです。

「くわばら」は「桑原」 ?

日本でも昔から雷が鳴るとあわてて蚊帳をつり、その中に逃げ込んで、雷が落ちないように「くわばら、くわばら」と唱えたと伝えられています。その昔、雷神様が誤って農家の井戸に落ちた時、主人がすばやくふたをしめて雷神を閉じ込めてしまいました。すると雷神は、「おれは桑の木が嫌いだからこれから『くわばら、くわばら』と唱えろ、そうすればお前のところには落ちない。ふたを取ってくれ。」そこで主人は雷神を返してやったといいます。雷神も恐れる桑の木には不思議な霊力が宿っていると考えられていたというのです。
また、桑の実は童謡「赤とんぼ」にも登場してきますのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
洋菓子の材料などにも使われています。

古くより馴染み深い桑の実。目にする機会も減ってきました。ご年配の方には思い出深い木の実ではないでしょうか。独特の熟した色は、日本ではドドメ色、ラテン語ではモルスと呼ばれます。宋代の詩人、蘇東坡 (そとうば)が美しいと詠った桑の実でもあります。

桑の実=野菜?
 
「最近桑の実見なくなったね」と友人たちと談笑していたときの一言を聞いて、桑の実を改めて調べてみると・・・

桑の実は果実というよりもその成分をみてみると実は野菜に近いことがわかります。果物の代表格りんごと比べるとその差が分かります。その本質はもはや野菜?

カルシウムではりんごの13倍
鉄は15倍
カリウムは2倍
ビタミンCは10倍
カリウムを除いてはにんじんと同等またはそれ以上です。 栄養比較はこちらへ。

つまり野菜にも匹敵するカリウムは塩分を排出し、塩分の摂りすぎから生じる病気を防いでくれます。また、桑の実独特の色はアントシアニンでその抗酸化作用が注目を集めています。 
もともと桑は漢方の材料であることから、その力を根から吸い上げ、葉を通して結実する実は桑のパワーの集大成とも言えるでしょう。 最近ではポリフェノールやアントシアニンについての研究もされているようです。また、桑の葉の研究は盛んに行われダイエットから生活習慣病の予防までさまざまなことが伝えられているようです。果実に対する専門家の研究が待たれます。

アミノ酸にも注目

最近何かと話題のアミノ酸ですが、その健康効果が早くから注目されている台湾では桑の実とアミノ酸についての解説があります。アミノ酸はその摂取も大事ですが、含まれている量のバランスが大事だといわれています。

よくいわれるのが木桶のたとえです。一枚一枚の板がそれぞれのアミノ酸で、その高さで含有量をあらわしているとします。それぞれの板の高さが違うと、水は一番低いところからあふれ出してしまいます。どんなに他が高くても水は低いところから流れ出てしまうのです。つまり、摂取した栄養をたくさんとりこむためには桶のそれぞれの板を高くする必要があるということです。

可食部100gあたりのアミノ酸組成(mg)

 
みかん
桑の実
アミノ酸含有量
スレオニン
18
52.1
アラニン
37
61.2
バリン
22
91.8
ロイシン
28
103
イソロイシン
16
68.5
リジン
31
71.2
漢方と桑の実  
 

医食同源、東洋医学の原点「漢方」にも登場します。約1800年前の中国の古い薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」にも桑の薬効が書かれ、古くから生薬(しょうやく)として用いられてきました。漢方では、せき止めやぜんそくに効き、血液の流れを良くし、滋養強壮の効果があるといわれています。話題のポリフェノールやアントシアニンが研究される前に昔の人々は桑の実にそういった力があることを体得していたのです。

こんな記事があります。

1990年、中国の第四次人口調査の結果、新疆ウイグル自治区皮山県18万の人口の中に70歳以上の人が5,113名おり、本件の人口の2.84%を占めていた。中でも100歳以上の長寿者が20名、注目すべきは最年長者が120歳であるということである。皮山県は少(少数民族)、邊(片田舎)、窮(貧しい)を特徴としている県であるのにもかかわらずなぜこれほどの「長寿県」になったのか。新疆科学院と新疆医学院が合同で調査を行いこのなぞを解明した―――この地域には桑の木が植えられていたのだ。
皮山県はタクヤマカン砂漠の南、崑崙山の北側に位置しシルクロードの南道において重要な地域である。桑を植え、蚕を育てることは長い歴史を持っている。長い歴史の中で桑の木は葉も皮も実もずっとこの地域の人々の生活にかかわってきたのである。
「中国食品」1994年3月号より抜粋

心臓病やさまざまな生活習慣病、高齢に伴うさまざまな疾患にたいして桑の実を摂るというよりは、結果としてげんきに長生きしているといった感じですが、そこからなにか学ぶものがあるような気がします。

 
台湾ではせきや喘息をしずめ、血液の流れを整える滋養を含んだ食物として民間に広まっています。また目や耳の調子を整えるとされています。新約聖書にも桑に関する記述がみられ、古くから人々の生活に関ってきたことが窺われます。
桑の実の成分
カルシウム 39.6mg
1.59mg
カリウム 234mg
マグネシウム 19.7mg
亜鉛 1.39ppm
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.05mg
ビタミンB6 74μg
ビタミンC 33mg
【特徴】
● 人間の健康に有益なミネラル成分が多い。
●亜鉛を含んでいる。
※環境ホルモンの影響による亜鉛の欠乏が問題になっています。亜鉛が欠乏すると精子の減少・発育の遅れ・味覚障害を起こすと言われています
●赤色アントシアニンを含んでいる。
※アントシアニンは一般的に酸化を防ぐフラボノイドの仲間であり、近年の研究でガンや老化の要因と思われる活性酸素を消す機能を持っている事が明らかにされつつあります。
 
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