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グァバってなぁに
 
熱帯〜亜熱帯地方を原産地とする高さ2〜5メートルの常緑果樹です。一般に鉄分、カルシウム、ミネラル、ビタミンB、ビタミンCを含んでおり、タンニンはウーロン茶の6〜7倍も含んでいるとされています。食品成分表(参照:4訂日本食品標準成分表)にもビタミンCを1番多く含む食品の欄にグアバが記載されています。
 
ビタミンCの王様
 
ビタミンC含有量(可食部100gあたり)。
グァバ
450mg
みかん
35mg
レモン
45mg

食品成分表にもビタミンCを1番多く含む食品の欄にグァバを記載しています。
通常種では100g中100〜300mgなのに対し、「紅心土芭楽」には約450mgと多量に含まれています。(台湾農試所農化系による)
ビタミンCは風邪をひいたりしたときはもちろん、美肌、美白、のお助け役です。
微量栄養素として欠かせないものですから、,毎日の食生活の中で安心して摂取できるものがほしいですね。
 
伝統ある民間療法
 

台湾では、200年余りの歴史があり、グァバ(ばんざくろ)の葉やまだ熟していない果実を煎じてお茶のようにして飲むと糖尿病に効くと伝えられています。街中でもよくグァバを売っているのを見かけます。台湾の代表的な果実のひとつです。また、古くからある家にはグァバの木が植えられていることも多く、体調のすぐれないときなどにお茶にして飲むこともあるといいます。そうして代々グァバの健康効果が受け継がれ、現代にも風習として残っています。ビタミンCを多く含んでいるのであながちうそではないようです。見習いたい習慣ですね。いまではグァバについていろいろ研究がなされているようですが、そんなことを知らなかった昔の人の知恵ってすばらしいですね。
台湾や沖縄での民間療法薬  

近年の健康ブームとあいまって糖尿病や血糖値が気になる方にグアバ茶が愛飲されていますが、台湾では歴史上200年前から糖分・脂肪をエネルギーに変えるお茶として、グアバの未成熟な果実を煎じて飲む風習が受け継がれています。その効果は近年の研究で、グアバに含まれるポリフェノールが腸管内で糖を分解してブドウ糖にする酵素の活性を阻害することが明らかになっています。これにより吸収されやすいブドウ糖の腸管吸収が調整され、血液中のブドウ糖を増やさず、インシュリンの過剰分泌がなくなります。
これが“血糖値の抑制効果”につながる訳です。
果実それとも葉っぱ?

市販のグアバ茶のほとんどは葉っぱのみ、または乾燥した果実とのブレンドです。最近の研究では、果実より葉っぱの方が血糖値の調整力が高いことが判明しています。しかし、高すぎる調整力は低血糖を招く恐れがあり、また葉っぱに含まれるフラボノイド群のポリフェノールは、胃腸の正常な働きを阻害するとされてます。
天日干しの果実

台湾では、葉っぱも然ることながら果実の天日干しを煎じて飲むことが好まれています。適度な血糖値の調整効果もですが、天日に干すことでミネラルを多く含んだ果実茶になるからです。

希少な野生種・紅心土芭楽

紅心土芭楽は陳稼荘果園で栽培される台湾でも希少な野生種です。「紅心」は果肉の赤色を、「土」は野生を、そして「芭楽」はグアバをあらわしています。通常種のグアバが100g当ビタミンCを100〜300mg含むのに対し、紅心土芭楽は100g当約450mgのビタミンCを含む(台湾農試所農化計による)のが特徴のひとつです。

 
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